野良ITレポート〜明治神宮外苑編〜

明治神宮外苑。流行の先端であり、ファッション性の高い原宿、表参道、青山に隣接した、都会の緑あふれるオアシス。あっ、銀杏並木もありましたね。いつも青山一丁目側から覗いていました。綺麗だけど、人多すぎない?って程度の感想を抱きながら。
このように、僕にとって、明治神宮外苑というのは身近な場所にありながらも、さして注意して足を向けたことがない地域でした。そんな地域で野良ITをしてくるように指示を受けた僕は初めて「明治神宮外苑」というものに意識を向けて行ってみました。

噴水広場

副都心の外れ、現代の片鱗

 神宮外苑の特徴は、和風の明治神宮に対して洋風な地域であるということでしょう。明治天皇の功績を後世に残すために作られた明治神宮ですが、その外苑はかつての時代の空気感がそのまま残っていると感じることができます。建築は「現代的」ではなく、道路の雰囲気も非常に道幅が広い割には交通量がすくなく、周りの街とは一線を画する地域であるのは間違いないでしょう。僕は平成生まれ平成育ちですが、権田原から銀杏並木の入口へのカーブを歩いている僕が感じたのは、大正と平成の中間にある「昭和とは違う何か」の空気感でした。

 もちろん外苑からはオラクルのビルなど、外苑の外にある現代的な建築物を見ることはできるため、現代の片鱗は見ることができます。ですが、再開発著しい副都心や、独特な世界観を展開する原宿や、高級ブランドのブティックが軒を連ねる表参道などと隣接しているとは思えない空気が漂っています。

銀杏並木

スポット数は少ない現実

 このような周辺と断絶した空気が漂う場所は、野良ITスポットとしては非常にポイントが高いのですが、外苑には一つ大きな問題が有りました。それは、ベンチの場所と個数がイメージより少なかったことです。今回僕が歩いたのは外苑の南側だったのですが、銀杏並木とその端の噴水の周りくらいしかベンチがなく、周回道路沿いなどにはベンチがありませんでした。てっきり外苑のような場所ならば、道路沿いに多くのベンチがあるというイメージだったので、僕の想像とは異なっていたというだけですが、期待はずれでした。

野良ITをしたベンチ

集中はできた

 僕が今回野良ITをしたのは、銀杏並木と環状道路の交差点にある噴水を取り囲むベンチでした。
 今回の野良ITは8月の後半という時期を考えると非常に集中して長時間野良ITをすることができました。理由としては、最高気温が30度の日の夕方頃であったことと、ベンチが木陰で日差しの影響がなかったこと、そして前述のとおり静かであり、目の前を通る人が少なかったことなどがあげられます。
 大通りに背を向けていることもあり、目の前自体は動線ではないために目の前を通る人がすくなく、静かであったために騒音も気にならないというのは、野良ITを集中する上でとても大切な要素であるというのが再確認できました。1時間30分くらい特に休憩せずに作業していましたが、バッテリー不足にならなければその後も作業を続けていたでしょう。

 正直言って青山近辺はカフェが一定数あり、なかなか野良ITをしようとは思えないでしょうが、一度外苑のすみでトライして見る価値はあると思います。僕はとても気に入りました。

NORA ITの初心者。 アウトドアとは殆ど無縁の生活を送ってきたが、憧れるのはログハウスでハンモックにぶら下がりながら本を読む生活という矛盾を抱えている。