屋上庭園でリフレッシュ?いや、野良ITでしょ。

都会のオアシス

都会のオアシスといえばなんでしょうか。ビルの谷間にある公園、通り抜ける風が心地よいカフェのテラス席。色々と思いつきます。
ですが、我々は多くの人にとって死角となっている場所があると思います。それは「屋上庭園」です。

屋上庭園と聞くと、どのような場所を思い起こすでしょうか。
例えば、大橋ジャンクションの屋上にある「目黒天空庭園」とかが思い浮かぶのではないでしょうか。首都高速3号線と中央環状線が交わるこのジャンクションの屋上には、2013年に屋上庭園が開かれました。以降、図書館が併設されているこの空間は、市民の憩いの場として、そして屋上緑化の当たらな形として、広く知られる場所となっています。

しかし、もっと身近な場所にも屋上緑化されている場所はあります。それは、デパートの屋上です。

遊びの場から緑化された場への変容

2000年代中盤、世の中に吹き荒れたエコの嵐により、緑化ブームが訪れました。当時できたばかりだった六本木ヒルズに屋上庭園が設けられたことを皮切りに、屋上緑化やベランダ緑化などが様々なメディアで取り上げられていました。そんな中、子供たちの遊び場だったデパートの屋上も大きな変容を遂げました。
かつての日本の市民生活において、デパートの屋上は買い物に付き合わされた子供が遊ぶ場所として一般的に認知されており、多くの小説などにおいても子供達の憧れの場所として描写されることが多い場所でした。しかし、百貨店需要の減少や少子化などの事情と、緑化ブームの波が襲った結果、多くの百貨店の屋上は変わってきたのです。
2005年に日本橋高島屋の屋上が屋上庭園に改装されたり、新宿伊勢丹の屋上は商業空間と切り離された本格的な庭園となったことなどを始め、都心にある百貨店の屋上は緑化された屋上庭園となっているのです。

屋上緑化の効果

エコの嵐の中で緑化がブームとなったのは、ヒートアイランド現象への注目が大きかったと考えられます。小学生にも教えられるヒートアイランド現象は、都市部のコンクリート化が原因とされ、その解決法として屋上緑化が叫ばれていました。しかし、10年経った今日においてヒートアイランド現象が緩和されている訳ではなく、都心部のビルの屋上の緑化のみではヒートアイランド現象は解消されませんでした。
しかし、人々の憩いの場・癒しの場として、屋上緑化は大きな意義があったと言えるのではないでしょうか。例えば病院の屋上であれば、患者と家族の憩いの場となるでしょうし、都心のオフィスビルやデパートの屋上であれば、仕事に疲れた人々の癒しの場となるでしょう。

屋上庭園で野良ITを

屋上庭園には憩いの場や癒しの場として使うだけではなく、クリエイティブな作業の場としての価値もあるのではないかと我々は考えます。
野良ITに適した場所として、今まで多くの公園や河川敷を紹介してきました。もちろん、これらの場所は自然が多くあり、オフィスより開放的になった結果、様々な新たな発想が浮かぶ場所であるといえます。しかし、都心の公園は広場の延長のような場所も多くあります。その中で、緑化された屋上庭園というのは、身近で豊かな緑の溢れる空間であると言えるのではないでしょうか。
今まであまり意識を向けてこなかったであろう屋上庭園を、クリエイティブな仕事をする場としてみてはいかがでしょうか?

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