野良ITのエキサイティングな楽しみ方として、あえて、バッテリーが切れるまでにタスクを集中して終わらせるというチャレンジがあります。
野良ITの創造性アップというブースト効果と、バッテリーが切れてしまう!という緊迫感があなたの能力を最大限に高めるでしょう。
余裕があるとダラダラと仕事をしてしまうものです
全てが満たされていると人は逆にパフォーマンスを発揮できないものです。
スポーツしかり、勉強しかり、負荷をかけると人は成長します。
効率を上げようと、細胞が動き始めるのです。
だいたいこの時期(寒いとバッテリーの持ちは悪くなる)では2時間と設定しましょうか。
2時間といえば、人が何かに集中することのできる限界とも言われています。
また、野良ITに集中できる時間としても2時間をオススメしています。
奇しくも何かと都合が良いこの2hという時間内でできるタスクを用意しましょう。
30分で出来るタスクを4〜5用意するのも良いでしょう。
あまりタスクに余裕があるとつまらないので、2時間ちょいかかりそうなタスクを、野良ITによるクリエイティブ・アクセラレーターが効くと想定して、いつもの120%くらいのパフォーマンスでクリアできそうな分量に設定します。
さあ、野良ITポジションに着いたら、集中してタスクに取り組んでみましょう。
あまりヘビーにCPUを使うタスクだとバッテリーの減りがは早くなります。
また、画面を暗くするといったバッテリー節約術もありますが、作業効率も悪くなるので、残り20%を切ってからの必殺技としてとっておきましょう。
そう、これが野良IT&バッテリーデッドワーク
野良ITという環境と、バッテリーがなくなってしまうという、どうしょうもできない締め切り感に煽られて、驚くべきパフォーマンスをあなたは発揮するでしょう。
特にこの季節、例えばランチの後の眠気を吹っ飛ばそうと、あなたは少し寒いと感じつつも、心地よい冬の太陽に誘われて野良ITをしに来たとします。
今日の午後のタスク、すなわち本来なら4時間かけて行うタスクを、この2時間で終わらせることが、野良IT&バッテリーデッドワークによって可能になるのです。
心地よい太陽はいつの間にかどんどん斜めになり、いつのまにかあなたのベンチは日陰に入っています。手も少しかじかんで来ているかに思えます。
そう、まるで自然があなたの上司のように、後ろから襲いかかって来ます。「早くやれ」と。
しかし、それはオフィスでのそれと全く違います。
あなたを邪魔するのは、電話の音や同僚のしゃべるノイズとは違います。
そう、あなたを急かすのは、自然のリズムなのです。
風、空気の温度の変化、日差しの変化。
これらは心地よい緊張感と集中を生み出します。
「日が暮れるまでに終わらせなければ…。」
「手が凍えるまでにプルリクしなければ…。」
「バッテリーが切れるまでにこのデザイン案を仕上げねば…。」
午後の2時間が濃密に過ぎる
やってみてください。
2時間はあっという間に過ぎますが、その時間は濃密です。
自然と寄り添い、己と対峙し、仕事と戦う…。
時折、空を見上げてください。
自分に脳にエネルギーがチャージされるのが分かるはずです。
タスクを終えた瞬間、画面が暗くなり、PCはスリープに入る。
もうキーを叩いても、反応はしない。
この瞬間は、他では味わえないスリルです。
もちろん、やりきれなかったら、それはそれ。
あなたの過ごした野良ITタイムは、かけがえのない時間となったはずです。
クリアな脳のまま、戻ってオフィスでやるのも良いでしょう。
この爽快感は気だるい午後のワークをメリハリのあるものとし、
ともすれば、いつもより早く帰宅の途に着けるかもしれないのです。
これはやるしかないでしょう。
野良IT&バッテリーデッドワーク。
ぜひ実践してみてください。
ちなみにこれを何か「本当の締切り」でやってはいけません。
顧客の信頼を失う可能性があり、非常にリスキーなので…。