NORA ITは、より創造的なアウトプットをするためのITワークスタイルです。
NORA ITと書いて、ノラアイティーと読みます。
NORAは漢字にすると「野良」です。
想像してみてください。お天道様の下で、澄んだ空気の中で、アクティブにITワークをすることを。
心も体も頭の中もリフレッシュされ、一層のクリエイティビティーが発揮できる気がしませんか?
いつまで牢獄のような最新インテリジェンスビルにこもり続けますか?
おしゃれなカフェで隣の人がせかせかとたたくキーボードの音が心地よいですか?
NORA ITはそんな「薄暗く湿ったオフィスや、雑踏に埋もれているカフェにおいて創造性を発揮し続けなければならない」という呪縛からの解放です。
NORA ITは1日中、NORAでITワークをするというスタイルではありません。1日の長い労働時間のうち、一部を野良でするというスタイルです。
現実的に考えて、朝から晩まで野良で作業するのはモバイル環境的に厳しいです。そのうえ、1日という長い時間集中するのに、天気や気温に左右される屋外は最適とは言えません。
しかし、我々は自然こそ人々のクリエイティブの大きな源であると考えています。それを享受するためのベストなワークスタイルがNORA ITなのです。
NORA IT を思いついたきっかけは、山梨のおばちゃん(唐突ですが)が「オギノに行くんじゃ、これは野良やるカッコだから着替えてくるわ!」と言っていたのが、頭から離れなかったからです。
そうか、「おばちゃんは野良仕事から帰ってきたばかりで、今着ているのは作業着だから、よそいきの格好に着替える」というわけか。それだけなんですが、私にとって聞き慣れなかった「野良」という言葉だけが深く印象に残りました。
wikipediaを見ると、野良の本来の意味は、「野や野原のこと」とあります。
野良仕事は、農作業における屋外作業のこと、とあります。
「のら」と書くと放蕩者という意味になり、どうしようもない身勝手な奴という意味になるようです。
もっと検索すると「野良電波」という、出所が不明な野放図なWi-Fiのことを指す言葉もあり、「野良犬」や「野良猫」となどから連想できる身寄りのない的なイメージも「野良」にはあります。
しかし、私は「野良」という言葉には、「野が良い」「良い野」というようなニュアンスがあるのではないかと思いました。
農業には、「良い野」が必要なはずです。その「良い野」で仕事することが、良くないはずがありません。
そこで私は野良仕事のようにIT作業することを思いつきました。
現代では、LTE通信の整備やモバイルデバイスの進歩により、ある程度の通信速度を誇る回線さえ確保できれば、太陽の下でも、木漏れ日の下でも、せせらぎの横でも…場所に関係なくITワークができます。
ホントをいうと「最初はそのギャップが楽しいなあ」程度のモノだったのですが、実際にやってみるとホントに楽しい。
まずは身近な公園くらいで試してみてください。公園じゃなくても、ちょっとしたベンチなどでかまいません。
コンクリートジャングルを抜けだして、自然を感じながらNORAしてみませんか?