屋外教育〜生活サイクルに自然との触れ合いを組み込まないとダメな現代〜

子供に対する屋外教育の重要性が、近年改めて認識されています。
現代の都会の子供と違い、一昔前の子供たちは遊びの中で自然と触れ合う機会が多くありました。
しかし、現代の子供を取り囲む環境の中には、機会を設けないと自然に触れられないことは珍しくはありません。


外で遊べない時代

一昔前、学校が終わった子供たちは、友達と野山を駆け回って虫取りをしたり、小枝でパチンコを作ったり、どんぐり集めをしたりなど、自然の中で遊ぶことは日常でした。もちろん現代でもこのような子供たちは存在し、一方で一昔前にも都会に住んでいるが故に帰省などをしなければ自然の中で遊ぶことのない子供たちもいますが、そのバランスは大きく変わっているでしょう。

また、都会に住むような子供たちであっても、今の子供たちと一昔前とでは大きく違いがあります。例えば公園に行ってみてください。一昔前も軟式球を使った野球などは禁止されているところはありましたが、今の公園ではボール遊びはほとんどできません。その町1番の大きな公園に行けばグランドがあったりしますが、近所の小さい公園では、プラスティックバットを使った野球すらできないのです。親子で軟式球を使ったキャッチボールも、堂々とできる場所が限られるのが、現代の子供たちを取り囲む環境なのです。

その上、かつてはテレビや漫画や読書といったものが、外遊びに対抗する遊びでした。しかし、現代ではゲームが非常に強いです。特にゲームが持ち出せるようになってからというもの、公園で携帯型ゲーム機を使う子供たちも珍しくなくなりました。家で遊んでいるものを持ち出せる環境の上に、ゲームで友達と共同作業ができる現代において、外で遊べと言われても泥まみれになろうと思わないのは、特段おかしいことではないでしょう。むしろ泥まみれになったら親に怒られるだけで、子供達もそんなことをするのは馬鹿げていると冷めているかもしれません。

家族で楽しむレクリエーション

そんな現代において、子供が自然と触れ合う機会として活用したいのが、休日に親子で参加できるレクリエーションです。
自然と触れ合うバードウォッチングウォーキングのような軽いメニューなら、泥まみれになることに慣れてなく、抵抗のある子どもでも積極的に参加できるでしょう。軽いレクリエーションでも、草むらやアスファルトで舗装されていない砂利道など、小さな自然と触れ合うことができます。

最近は防犯上、見通しが悪いからといって公園の樹木が切られてしまっています。これは鳥や虫がいる環境を奪っています。近所の公園にあった小さな自然はどんどん失われています。小さな自然に触れるチャンスがない中で自然に対して抵抗をなくすためには、機会を意図的に多く設けることがポイントです。
例えば、植物を育てるために土に触ること、季節ごとに表情を変える草花を知ること、鳥や虫という身近にいるものを観察すること。そんな小さなことを積み重ねていく…。
中には、バーベキューなど、食事を屋外ですることによって、家族や友人と一緒に楽しめるものを混ぜていく。そんな中で、自然に抵抗のある子どもたちも、外に出ることに対して抵抗をなくしていくでしょう。

近年では、収穫体験のできる農場や、一定期間借りて耕作できる畑など、様々なサービスも誕生しています。自分のからだを使って収穫した食材を使った食事というのも、自然を意識する上でとても有用でしょう。

現代は、かつてより子供達と自然は離れたものになっているのが現実です。その流れは「自然の中で普通に遊ぶこと」から、「自然を生活のサイクルの一部に積極的に取り入れるもの」に変わっていくのではないでしょうか。そして、野良ITは、自然が生活のサイクルに入ってくるための一助となるのではないでしょうか。

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