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野良スポット紹介〜青山のコの字型ワークスペース編

野良スポット紹介〜青山のコの字型ワークスペース編

みなさん、「ibasho」というのをご存知ですか?

通常、ワークスペースと言えば”オフィスのデスク”、”会議室”、”カフェ”などですが、そういったスペースは長く居すぎて息が詰まってしまったり、混みすぎて入ることすらできなかったり、時間制限を設けられていたりと、なかなか自由な空間とは呼びづらいです。実際に都内のカフェで打ち合わせをするつもりが、どこも満席で何軒も渡り歩いたという経験があるという方もいました。そんなスペースにおける悩みや無駄をibashoが一瞬で解決します。ibashoは誰にも邪魔されないあなただけのワークスペースです。これまでのスペースの利用用途の概念を変えて、これまではワークスペースとして使われていなかったスペースも新たにワークスペースとして捉えることで新しいあなただけのワークスペース、つまり、ibashoを創りだします。

ibasho conceptページより

このコンセプトは、私たちが提唱している野良ITと非常に親和性が高いです。ということで、今回はibashoさんのページの中から、南青山にあるスポットで野良ITをしてきました。

ibashoのWEBサイト>>http://www.ibasho.space/

青山一丁目の交差点から徒歩一分、駅直結のオープンスペース

今回僕が野良ITをしたのは、青山1丁目の交差点にそびえる2棟からなっている新青山ビルの谷間にある中庭で、ibashoさんでは「大人数も大丈夫なコの字型のワークスペース」と謳われており、アクセスも青山一丁目の交差点からは1分、青山一丁目駅の銀座線渋谷方面ホームにある改札からも1分という抜群の良さを誇ります。ビルの谷間にある中庭ですが、青山通りの入口からだと1フロア分低い場所にあるため車の通行音などはほぼせず、到着した際は都会野中にある長閑なオアシスのようだなという第一印象を抱きました。ただ、野良ITは自然からインスピレーションを得るというコンセプトなので、あくまでも気軽に出来る初心者向けのスポット紹介だということを付け加えておきます。

僕がこの場所を訪れたのは平日の14時前だったのですが、この時間には日光は南西側にあるビルに遮られ日陰になっており、野良ITをするには非常に素晴らしい状況でした。そもそも、野良ITにおいて日光というのは非常に手強い相手です。なぜなら、直射日光下ではディスプレイの輝度を上げる必要が生じ、バッテリーの消費速度が劇的に早まってしまうからです。よって野良ITをするのなら、適している時間は午後のこの時間です。

青山一丁目交差点より

コの字型に配置されたベンチ

ibashoさんの見出しにもあるように、このスポットの特徴はコの字型に配置されたウッド製のベンチでしょう。コの字型の閉じられていない部分は花壇となっており、4月下旬は春らしいカラフルな花壇となっており、花壇の端はベンチとしても使えるようになっています。広場の中央のデッキ部分を囲うように配置されたこれらの椅子は、仕切りなどが全く無いために自由に使え、人数に制約なくミーティング等ができるとibashoさんで説明されるのも納得です。

では、野良IT的にこの場所はどうなのかというと、コの字型に配置されたベンチより、さらにその外周に配置されているウッドベンチがおすすめです。なぜならば、コの字型のベンチの外周やデッキ部分の花壇前の部分は動線となっているのと比べると、外周のさらに外側にあるベンチはほとんど目の前を人が通ることは無いからです。ただ、顔を上げれば花壇が目に入るというコの字型のベンチにしか無い魅力もあるので、その方に合った野良ITができるのもこの場所の魅力でしょう。

コの字型ベンチ

スペースを使う人達は?

僕は今回ここで14時前から16時過ぎまで2時間近く野良ITをしながら、どのようにこのスペースが使われているのかなと見ていたのですが、やはり圧倒的に多かったのはスーツ姿のビジネスマンでした。14時前の着いた直後はスペース全体で15人程度おり、なかなかの人気スポットという印象を受けたのですが、時間が経つに従って人数は減っていって僕が帰る16時過ぎには5人以下になって閑散としていました。
このスポットをワークスペースとして使っている人というよりかは、カフェなどの混雑をさけていたり、一息休息する人々に使われていたため、滞在時間は大半の人が20分以下というのが受けた印象です。しかし、中には僕と同様にラップトップを広げて仕事をしている人や資格試験勉強をされている人もいましたし、フリースペースのために長居をすることに問題は全くありません。そういった観点からも素晴らしいスペースであるといえるでしょう。

IMG_4296

ワークスペースとしての環境は?

次にワークスペースとしてどうかというのを見てみましょう。まず、野良ITをするのに必須である通信環境ですが、フリーアクセスポイントや、携帯キャリアのアクセスポイント等は一切ありません(場所によるかもしれませんが、僕は確認できませんでした)。一方で、モバイルデータ通信は非常に良好です。僕の手持ちのiPhoneでは、speedtest.netで計測した際に下り最大85Mbpsを叩き出しており、野良ITに必要な速度をゆうに超えています。

他の環境はというと、この中庭の周りには自販機を含め、飲食物を買える場所はありません。ですが、中庭のちょうど真下には、ドトールやサブウェイなどのお店があり、またトイレなどもあるため、特に困ることはありません。

ビル入口

野良ITスポットとして今後も使いたいか

今まで様々なポイントを整理してきましたが、このスポットがありかと言われたら、正直ありです。特に午後3時以降日暮れまでは快適に野良ITが出来るスポットであることは間違いありません。また、ベンチも非常に多いため、行ったけど座れないなどといった可能性は極めて低いといえます。通信環境も問題はなく、トイレなども比較的近くにあるため、その他の面でも、初心者向けの良スポットであるといえるでしょう。

筆者

今回の野良ITスポット

ibasho:【青山】大人数も大丈夫なコの字型のワークスペース

NORA ITの初心者。 アウトドアとは殆ど無縁の生活を送ってきたが、憧れるのはログハウスでハンモックにぶら下がりながら本を読む生活という矛盾を抱えている。