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野外体験学習をもじった「野良 IT for KIDS」 イベントリポート

野外体験学習をもじった「野良 IT for KIDS」 イベントリポート

野外体験によって子供達は輝く!?

映像制作

何と言っても天気予報は雨でした。
でも、当日になればなんとか曇り、夕方パラパラっと降ってきましたが、ギリギリ持ちこたえました。
参加者、そしてワークショップを開いてくれた方、皆様寒い中、雨の中、本当にありがとうございました。

イベントとしてはシェアヒルズとして第2弾。野良ITとしては第3弾です。
もともと野良ITはキッズ層へのアピールを全くしてこなかったので、実験的な試みでした。

お菓子
なのでお菓子で気をひく作戦でした。

そして、VISCUITのワークショップを開く講師の方が自分のPCを忘れて、その場で私のMacで環境を構築して、サーバを立てたりするあたり、野良ITならではの醍醐味でした。「今、外ですから出来ません!」っていう作業が、ほとんど実際には出来てしまいます。

下記はfacebookのイベントページからの引用です。

野良IT for KIDS ワークショップの狙い

みなさんが普段使っているテクノロジーの粋を集めた最も身近なものは「スマホ」だと思います。
スマホというまずハードウェアがあり、それを分解すればもちろんパーツになります。パソコンであればまだ分解は可能ですが、スマホとなると分解は難しいでしょう。でも、最初は誰か人間の手によって必ずモノは作られています。それらパーツの組み合わせと仕組みを知るチャンスは少なくなっています。電子オルゴールを通して「なんでこれで音がなるんだろう?」と感じてもらえれば、しめたものです。

そして、スマホに命令を出して動かしているのはプログラムです。今回使う「ビスケット」は「コンピュータの本質」を直感的に理解できるツールです。他にも色々なキッズ向けのプログラミングメソッドはありますが、特に対象年齢が低くてもできるのがこのビスケットです。ここで大事なのは「コンピュータは得体の知れないモノ」ではなく、自分で操ることができるモノだというきっかけを与えることです。

そして3つめは、さらにそのデジタルツールを使って、モノ=コンテンツを作るというパートを、YouTubeという小学生に人気のキーワードから動画制作体験を通して理解してもらうことです。四六時中YouTubeを見ているだけでは、時間を浪費するだけかもしれません。でも、コンテンツを作る側に立ってみることによって、デジタルツールは自分を表現するためにある、楽器や絵の具と同じなのだという感覚を持ってもらいたいと思っています。

今回参加される方は、ぜひこの3つとも体験してください!
デジタルやITを使ってモノを創り出す、作るために考える。
それがクリエイティブの世界。
創造の世界です!
そして、野良ITはそのクリエイティビティを加速させます。

さらに!来たるエンジニア不足時代の前に、こういった手軽にテクノロジーを体験できる場所がたくさん必要になってくるでしょう。
その一つにしぇあひるずもなっていくと思います。
小さなイベントかもしれませんが、こういったテーマを少しでも感じ取ってもらえれば幸いです!

雨を言い訳にしたくありませんがやはりもっと多くの方に楽しんでいただきたかったです。
子供ももちろん、こういった野外でのアクティビティ型の体験教育に関わる方、子供向けのプログラミングやIT体験教育に関わってくれている方にも、もっとお声がけすればよかったと思っています。

ハンダ

ハンダ付けとかやりましたよ

なんせ現場に来て体験するのと、写真やらムービーを見て「ふむふむ」って言ってるのとは全く違うからです。そしてその体験が野良ITの重要な部分です。テクノロジーによって情報の伝播は確かに便利になりましたが、やはり現場の空気、土の匂い、雨の匂い、寒さ、風、全てが体験として伝える、残るのが 野良IT for KIDS の狙いですから。
その狙いは達成できたと思っています。

体験型学習による効果

野良IT for KIDS

下記は、会場となったしぇあひるずヨコハマのオーナーからのfacebook投稿からの引用です。

【子どもの可能性の引き出し方】

通常、オフィスが中心のITワークを思い切って屋外でやることで、創造性を高める活動をしている「野良IT」。その中でも子どもがホンモノに接するきっかけとなったのが今回の「野良IT for KIDS」

オシロスコープも扱う電子オルゴール工作、ビジュアルプログラミング言語(VISCUIT)による動くキャラクター制作、THETAを用いたYouTube動画撮影など、かなり本格的。それって子どもは分かるのかな?と半信半疑でしたが、子どもの好奇心と吸収力の速さには驚かされました。VISCUITなんかは、一度ロジックが理解できれば3歳の娘でもゲーム感覚で楽しむことができます。

そして、一連のワークショップをわざわざ外でやることでの、五感を使った学びというか、時折降る雨や寒さの中、どうしたらもっと作業をしやすくできるか、空間作りも含めて課題を解決していくのって、快適便利な生活が当たり前の世の中では、貴重な経験だなと改めて感じました。

大人は、何歳向けとか、危険だからとか、普通はやらないとか、そういう判断で子どもに接してしまいがち。僕は子どもの可能性を信じて、チャンスを提供してあげたいと思ってます。それが原体験となって、その子の人生に影響を与えるかもしれないから。

ありがとうございます。

参加してくれた子供達の笑顔が何にもまして、嬉しかったです。

野良IT for KIDS 子供達の創造力は素晴らしい #野良it #viscuit

野良ITさん(@noraitee)が投稿した動画 –

外でやるだけなのに、こんなに楽しい

この経験をもっと多くの人に知ってもらうべく、尽力していきたいと思っています。

もし、この記事を読んで野良ITとコラボしたい!というキッズ向けプログラミング教育、知育、体験型学習に関わっている方々、企業、団体、どなたでも結構ですので、ご連絡ください!

関連リンク

しぇあひるずヨコハマ
https://www.facebook.com/sharehills/

株式会社ここくらす
http://coco-kurasu.co.jp/

コンピューターを粘土のように 「VISCUIT」
http://www.viscuit.com/

映像制作/動画編集セミナー シンユー SHIN-YU
https://www.youtube.com/channel/UCiHhnIVrUIc96xUo87LB4rg

野良IT発案者でありエバンジェリストです。WEBサービス開発から野良IT、地域活性化までイロイロ手がけるホントノ株式会社の代表です。